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「官民若手イノベーション論」ELPIS 杉山 実優氏 - SUNDRED インタープレナーコミュニティ ミートアップVol.13

イベントレポーター:宮川 南奈の自己紹介

はじめてイベント開催のレポートをさせていただきます、宮川 南奈(みやがわみな)です!宮川の簡単な自己紹介をさせていただきます。

・学生時代 -2018.3
幼少期インドネシアに住んでいた経験から途上国開発に関心を抱き、開発経済や平和構築を中心に学び、1年フランス・ルワンダへ留学していました。

・新卒時代 2018.4-2020.3
PwCコンサルティング合同会社で人事・組織まわりのコンサルに従事、本業に加えてプロボノでグラミン日本の支援や、社内のD&I推進、ソーシャルインパクトイニシアティブでの活動などたくさんの経験をさせてもらいました。

・パラレルキャリア 2020.3-現在まで
社会起業家のプラットフォームであるボーダレス・ジャパン、自分も学生時代お世話になった奨学金プログラムトビタテ!留学JAPAN事務局、森のようちえんスタイルで自然保育や環境教育を実践するもあなキッズ自然楽校などをはじめ、パラレルに様々な事業に関わっています。お仕事以外でも廃棄される花(ロスフラワー)を減らすことを広めたり、エシカル消費を日常に取り入れてもらえるような情報を発信しています。自分をタグ付けするとこんな感じの人です!

#人材育成 #組織開発 #社会課題 #ソーシャル ×ビジネス #環境教育 #エシカル消費

今後、SUNDREDのイベントや開催レポートなどにちょくちょく登場することと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、前置きが長くなりましたが、6/30(水)は「インタープレナーコミュニティ ミートアップ Vol.13」を開催しました。

今回は、リクルートキャリアより2年間の経産省への出向経験を持つ、杉山 実優(すぎやま みゆう)氏(以下、杉山さん)に登壇いただきました。

それでは早速、当日の様子を紹介していきたいと思います!

6/30(水)は「インタープレナーコミュニティ ミートアップ Vol.13:テーマに「 #カーボンニュートラル

今回の参加者

毎回多様な方が集うミートアップですが、今回も様々なバックグラウンドをお持ちの方が集まる回となりました!

テーマに「 #カーボンニュートラル 」と掲げていただけあり、資源循環やエネルギー関連にアンテナをはっている方が多かった印象です。

一方で普段のお仕事は、食品、自動車、パーソナルケア、IT関連などなど、多岐に渡る面々でした。そのほか関心のあるないし現在携わっている領域には、アグリカルチャー/宇宙食/代替肉/ヴィーガンなど最近ホットなキーワードも多く出ていました!

杉山さんの自己紹介、経産省での取り組み

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今回のミートアップ登壇者の杉山さんは2019年4月よりリクルートキャリアから経産省へ出向されていました。そんな杉山さんが今回ご紹介してくださった、出向期間の主な取り組みは3つ。

1. 産官学の若手コミュニティ「官民若手イノベーション論ELPIS」の立ち上げ・企画・運営
2. 若手ワーキンググループの立ち上げ・企画・運営
3. グリーン成長に関する若手ワーキンググループの企画・運営

2年という限られた期間でこの3本立て…これだけでも非常に濃い時間を過ごされたことが想像されますよね。今回は、そんな経産省でのチャレンジの中身を、それぞれの報告書内容を説明いただきながら語っていただきました!

1.官民若手イノベーション論ELPIS

<取り組みの背景>

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省庁に限らず大手の企業でもよく見られる業務上のコミュニケーションのあり方が、スライド左の図だと思います。スライド真ん中の図は、経産省において官僚のトップである事務次官と若手がディスカッションする場を設け、世間では不安な個人立ちすくむ国家でよく知られる次官若手プロジェクトの時を表しています。
今回の杉山さんの取り組みはスライド右の図で表されており、まずは若手同士で横でつなごう!そして、横でつないだものを上にあげていく。そんな流れでスタートしていきました。

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ELPISが立ち上げた当初、政策が検討される場の若者の少なさや、それに加えて世代間の価値観のちがいに課題を感じたと話していました。
ベテランと若手、各世代の強みを活かして、未来を議論し、創っていく。そんな “全世代型イノベーション”という考えが未来を創っていく上では重要。
それを踏まえたうえで若者の間で、「2050年の未来像」を議論していくなかで見えてきたという、5つの価値変化についてご紹介いただきました。

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<未来に向けた5つの価値変化>
1. コミュニティのあり方

フォルダ型から、ハッシュタグ型へ。
→まさに、これは私たちインタープレナーのことですね!!

2. マインドセットのあり方
取得・所有から、貢献・共有へ。
→1とも関連しますが、働き方ひとつとってもここ数年でまさにSUNDREDが掲げる越境人材として、1社の所属を超え、知識やノウハウを共有し新しいモノを生み出すことに貢献している人、増えています。

3. 研究のあり方
真理探究志向から、社会変化まで。
→研究室のコミュニティのなかで完結ではなく、社会実装まで見据えた研究、垣根を超えた横断的なコミュニケーションが求められてきていると感じます。

4. ビジネスのあり方
機能性から、ストーリー性へ。
→機能やデザイン、価格…といった従来大切にされてきた要素だけでなく、「モノの背景にあるストーリー」が重要視されること、増えてきましたよね。

5. 社会のあり方
経済大国から、持続可能な社会へ。
→経済的な豊かさが相対的にどうこうではなく、他国とどう連携して持続可能な社会を実現していくのか?そんな地球規模の議論が増えてきていますね。

<議論のアウトプットの場>

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スライド中央が「ELPIS」ですが、ここで出た議論をアウトプットしていく場として新設されたのが若手の視点を政策に反映させていく「若手ワーキンググループ」と具体的なプロジェクト・ビジネスを動かす「一般社団法人ELPIS NEXT」なんだそうです。今回は図中左の「若手ワーキンググループ」取り組み概要をご紹介いただきました!

「企業・大学・官庁の若手が描く未来のたたき台」はこちらからご確認いただけます。

2.若手ワーキンググループ

ELPISで出た議論を政策若手ワーキンググループでは、以下3つの取り組みを推進していたそうです。

経産省における
①全世代型イノベーション
②審議会のアップデート
③政策のイノベーション。

このグループの大きな意義は「民と官の若手が、信頼して本音で話せる場」をつくれたことにあるとお話していました。そんな場を、牧原元副大臣は「歴史的な会合」と評価してくださり、在任中はご多用の中毎回議論に陪席してくださったそうです!すごいことですよね。

若手ワーキンググループ報告書(PDF)「“ユーザーのインサイト” から生まれる科学技術・イノベーション政策のタネ」はこちらからご確認いただけます!

企業・大学・官庁の若手が描く未来のたたき台
2020年4月17日 経済産業省・官民若手イノベーション論ELPIS
https://www.meti.go.jp/press/2020/04/20200422001/20200422001-1.pdf


3.グリーン成長若手ワーキンググループ

さて、ここからが参加者の皆さんも興味津々なところでした。杉山さんからご説明いただいている間もチャットにはたくさんの質問&コメントが寄せられ、とても活発な時間でした。今回お話いただいた内容の詳細はこちらの報告書からご確認いただけますので、ぜひあわせてご覧ください。

キーワードは「自分ゴト」

ワーキンググループ始動時にとった若手メンバーのアンケート結果を見ても、カーボンニュートラルに対する意識は様々。そのため、スタートは「誰の何を守るためにカーボンニュートラルに取り組むのか?」という問いから始め、その後議論を進めていく中でもこの問いに立ち返ることが多かったようです。

そして議論を経てたどり着いた先は、いかにカーボンニュートラルを自分ゴトとして取り組める環境をつくれるかが重要であるということで、若手ワーキンググループではふたつのアプローチを検討しました。

A.カーボンニュートラルへの納得や共感(p.5~)
B.具体的に取り組むための行動の明確化(p.6~12)

ここでは、B.の概要を少しご紹介します。

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1のサステナブル指標は、最近よく議論に上がることが多い「豊かさの再定義」のお話で、GDPに匹敵する「持続可能の観点から捉えた新たな指標」が必要であるということを提案したうえで、2~6では具体的な施策が検討、提案されています。

施策の詳細はぜひ以下の報告書(PDF)からご確認ください。

自分ゴトにするために共感から始めるカーボンニュートラル
2021年6月 グリーン成長に関する若手ワーキンググループ
https://www.meti.go.jp/press/2021/06/20210602004/20210602004-2.pdf

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経産省での取り組みを通じて、組織を超えフラットに対話できる関係性や若手が自由に意見できる場を政策検討プロセスにつくることの重要性を感じたと話していた杉山さん。これらの議論のとりまとめを梶山大臣に報告したところ、「世代を超えた議論ができる経産省にしていこう」というお言葉をいただいたそうです。
若手の想いがちゃんと届いていますね!

SUNDREDのインタープレナーの概念とも親和性が高い内容が詰まった、素敵な未来への種まきとなる取り組みのご紹介、ありがとうございました。


LT:福嶋 慶三さん

今回のLT(ライトニングトーク)は環境省の近畿地方環境事務所で、カーボンニュートラルに対する取り組みに関わっていらっしゃる福嶋さんにお話いただきました。

福嶋さんは、「できるところからカーボンニュートラルをやっていきましょう!」という動きを関西エリアで促進されています。
具体的には、2025年ごろまで政策資源を集中的に投下し、100地域以上カーボンニュートラル地域をつくっていく取り組みです!

詳細はぜひこちらの官邸HPからご覧ください。

脱炭素先行100地域!のお話は、一番下の「国・地方脱炭素会議」をご確認ください!

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インタープレナーとは?

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インタープレナーとは、社会起点で目的志向であり、組織を越境して共創しながら価値創造に取り組む「個人」です。
インタープレナーは、肩書、所属は関係なく、実現すべき未来に向けて、行動するパッションやビジョンをもった方々です。
そんな方が集まる「インタープレナーコミュニティ」は、500名を超える規模になってきています!私自身も最近仲間入りさせていただきました。

「自分はすでにインタープレナーかも?」あるいは「そんな熱量高いコミュニティに参加したい!」と思った方は、是非オンラインコミュニティにご登録ください。登録は無料で、2段階のステップを経て参加できます。詳細は以下のページをご覧ください。


2021年9月10日、国内最大級の新産業共創の交流の場・越境人材の祭典開催決定!

Industry-Up Week Autumn 2021 国内最大級の新産業共創の交流の場・越境人材の祭典 -「その先の未来」につながる共創が、ここから始まる。-


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